演算とキャストの練習問題[解答及び解説]

1 演算とキャストの練習問題[解答および解説]
- 1.1 【Java】演算とキャスト　練習問題１　サンプルプログラム
  - 1.1.1 Exam06.javaの解説
- 1.2 【Java】演算とキャスト　練習問題２　サンプルプログラム
  - 1.2.1 Exam07.javaの解説

演算とキャストの練習問題[解答および解説]

プログラムの解答はあくまでも一例です。問題によっては違う記述方法もあります。

【Java】演算とキャスト　練習問題１　サンプルプログラム

以下のプログラム内にはコメントで指示がありますので、コメントの下にプログラミングを行ってください（実行結果も参考にプログラミングしてください）。workフォルダ内に「Exam06.java」で保存してください。
保存後、コンパイルおよび実行を行ってください。

プログラム　解答例

class Exam06{
   public static void main(String[] args){
      
      /*
          以下の変数を作成してください
          型：String　変数名：name　初期値："パソコン"
          型：int　変数名：pcPrice　初期値：123500
          型：int　変数名：pcNumber　初期値：13
          修飾子：final　型：double　変数名：TAX_RATE　初期値：1.08
      */
      String name = "パソコン";
      int pcPrice = 123500;
      int pcNumber = 13;
      final double TAX_RATE = 1.08;

      //xxxxは適切な変数名に変更してください
      System.out.println(name + "を" + pcNumber + "台購入します。");
      //xxxxは適切な変数名に変更してください
      System.out.println("合計は" + (pcPrice * pcNumber) + "円です。");
      //税込み価格を表示する計算式をxxxxに記述してください
      //ただし、小数点は表示しないものとします
      System.out.println("税込み価格は" + (int)(pcPrice * pcNumber * TAX_RATE) + "円です。");
   }
}

class Exam06{

public static void main(String[] args){

以下の変数を作成してください

型：String　変数名：name　初期値："パソコン"

型：int　変数名：pcPrice　初期値：123500

型：int　変数名：pcNumber　初期値：13

修飾子：final　型：double　変数名：TAX_RATE　初期値：1.08

String name = "パソコン";

int pcPrice = 123500;

int pcNumber = 13;

final double TAX_RATE = 1.08;

//xxxxは適切な変数名に変更してください

System.out.println(name + "を" + pcNumber + "台購入します。");

//xxxxは適切な変数名に変更してください

System.out.println("合計は" + (pcPrice * pcNumber) + "円です。");

//税込み価格を表示する計算式をxxxxに記述してください

//ただし、小数点は表示しないものとします

System.out.println("税込み価格は" + (int)(pcPrice * pcNumber * TAX_RATE) + "円です。");

}

実行結果

c:\work>javac Exam06.java

c:\work>java Exam06
パソコンを13台購入します。
合計は1605500円です。
税込み価格は1733940円です。

Exam06.javaの解説

プログラム内のポイントを解説します。

22行目^※1	“税込み価格は” + (int)(pcPrice * pcNumber * TAX_RATE) + “円です。”
ポイント	今回、キャストによる小数点切り捨ては、計算結果に対して行わなければならず、(int)(計算処理)のように記述する必要があります。

^※1 該当行のSysout部分は省略しています。

【Java】演算とキャスト　練習問題２　サンプルプログラム

以下のプログラム内にはコメントで指示がありますので、コメントの下にプログラミングを行ってください（実行結果も参考にプログラミングしてください）。workフォルダ内に「Exam07.java」で保存してください。
保存後、コンパイルおよび実行を行ってください。

プログラム　解答例

class Exam07{
   public static void main(String[] args){
      
      /*
          以下の変数を作成してください
          型：char　変数名：hiragana　初期値：'あ'
          型：int　変数名：code　初期値：hiraganaのデータをintへキャスト
      */
      char hiragana = 'あ';
      int code = (int)hiragana;

      //xxxxを適切な変数名に変更してください
      System.out.println("変数hiraganaには「" + hiragana + "」が保存されています。");
      
      //xxxxを適切な変数名に変更してください
      System.out.println("「" + hiragana + "」の文字コードは" + code);
      
      //codeにインクリメントおよびキャストを行ってください。（実行結果参照）
      System.out.println("codeの文字コードをインクリメントすると「" + (char)++code + "」となります。");
      
   }
}

class Exam07{

public static void main(String[] args){

以下の変数を作成してください

型：char　変数名：hiragana　初期値：'あ'

型：int　変数名：code　初期値：hiraganaのデータをintへキャスト

char hiragana = 'あ';

int code = (int)hiragana;

//xxxxを適切な変数名に変更してください

System.out.println("変数hiraganaには「" + hiragana + "」が保存されています。");

//xxxxを適切な変数名に変更してください

System.out.println("「" + hiragana + "」の文字コードは" + code);

//codeにインクリメントおよびキャストを行ってください。（実行結果参照）

System.out.println("codeの文字コードをインクリメントすると「" + (char)++code + "」となります。");

}

実行結果

c:\work>javac Exam07.java

c:\work>java Exam07
変数hiraganaには「あ」が保存されています。
「あ」の文字コードは12354
codeの文字コードをインクリメントすると「ぃ」となります。

Exam07.javaの解説

プログラム内のポイントを解説します。

10行目	int code = (int)hiragana;
ポイント	char型内部は文字を数値で管理しているため、int型にキャストすることができます。

19行目^※2	“codeの文字コードをインクリメントすると「” + (char)++code + “」となります。”
ポイント	codeをインクリメントしますが、++は前置を利用します。後置だと１加算されるのが出力後になってしまうためです。また、キャストも同時に行っています。

^※2 該当行のSysout部分は省略しています。

Tags: Java, キャスト, 型, 練習問題, 解答

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