Javaには基本データ型と呼ばれる頻繁に使われるデータ型が8種類あります。
しかし、基本データ型ではありませんが、もう一つよく利用される文字列のデータ型があります。
String型(文字列)
文字列を変数に格納する際には、データ型はString型を利用します。他の基本データ型と違い、型の頭文字が大文字になっているところがポイントです。
データ型の頭文字が大文字になっている場合は基本データ型ではなく、後述のクラスやインタフェースと呼ばれるものになります。
また、文字列を扱う際のリテラルは”(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
String型の宣言 | String 変数名 = “文字列”; |
---|---|
記述例 | String title = “JavaRU” ; |
※表では宣言と初期化を同時に行っていますが、基本データ型と同様に宣言と初期化を分けて記述することも可能です。
String型の特徴
char型は文字を格納する型のため、1文字しか扱えません。しかし、String(文字列)は2文字以上(1文字も可)の文字を扱うことができます。
Stringでは”123″のような数字を保存していたとしても、計算はできないので注意が必要です。”123″のような文字列を計算式として利用したい場合は、intやdoubleに型を変換する必要があります(別途記事で紹介)。
変数と定数 サンプルプログラム
以下のプログラムを「Number04.java」という名前でworkフォルダ内に保存します。
保存が完了したら、コマンドプロンプトを起動し、コンパイルおよび実行を行ってみましょう。
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class Number04{ public static void main(String[] args){ //文字列の変数を宣言、初期化 String name1 = "Java"; String name2 = "PHP"; String name3 = "C言語"; //出力処理 System.out.println(name1); System.out.println(name2); System.out.println(name3); } } |
実行例
c:\work>javac Number04.java
c:\work>java Number04
Java
PHP
C言語
※実行例はコンパイルから実行までの例を表示しています。
まとめ
String型の特徴は以下の通りです。
- 文字列はString型で扱う
- String型は基本データ型とは異なる
- リテラルは”(ダブルクォーテーション)で囲む必要がある
- Stringの値は計算には利用できない